カイロプラクターは治療家ではない理由-カイロプラクティック哲学入門Vo.7-

カイロプラクターはあなたの体に、何も足しませんし、引きもしません

カイロプラクターは、サプリも出しません。
何かを注入することもしません。
体の働きを外から変えることもしません。
何かを足したり、引いたり、体を変えようとしません。

よく聞こえないかもしれませんが、「治そうともしません」

不親切に聞こえるかもしれません。
しかし、これは手を抜いているのではなく、そういう仕事であり、役割が明確だからです。

生命の三位一体

カイロプラクティックは、生きているものを三つの組み合わせによって表現します。

インテリジェンス(知性)/フォース(力)/物質(マター)

この三つがそろって、正しくつながっているとき、体は正常に働きます。

私たちが確認しているのは、 この三つの結びつきに、異常が起きていないか。

それだけです。

この三位一体が阻害されてしまう場合に私たちは、アプローチするのみです。

多くの方法は、外から変えにいく

世の中の多くの治療方法は、この三つのうちのどれかを外から変えようとします。

特に、体そのものを変えるようなことが非常に多いです。

効くこともあります。必要な場面もあります。

救急の現場を否定する気は全く無く、それらを理解した上でカイロプラクターとしての領域ではないという立ち位置を明確にしているに過ぎません。

人が直接、体に手を加えて中身を変えてしまうことはしない。

人の持つ治る力を超えることは、私たち治療家およびカイロプラクターはできないのです。

まるで、治療家が患者さんの体を変えて治している。というような構図を作り上げていないでしょうか?

慎重に慎重に。

外から変えたものは、変え続けなければならないと考えてしまいます。

一度足したら、足し続ける。 一度抑えたら、抑え続ける。

その関係が一度始まってしまうと、体が自分で治していた自然治癒力を無視することを覚えてしまいます。

私たちは、その治る力を阻害しているものを見つけ取り除くだけ。治すのは患者さん自身なのです。

生命のつながりを見る。 そしてそれを妨げているものがあれば、取り除く。

やっていることは、それだけです。

そのあと何が起きるかは、私の管轄ではないのです。

患者さんの内にある治癒力が決めます。

症状が取れるかはカイロプラクターの管理下ではない

あなたは患者さんの体に、何かを足し続けたり、変えようと、治そうとしていませんか?

私たちカイロプラクターは、患者さんの治る力を阻害するものを取り除き、あとはそっとしておくこと。

信頼することしかできないのです。

アジャストメントしたら終わり。ではなく、信頼する。

カイロイプラクターは、患者さんの治る力を最大限に信頼し、尊重する、温かい職業なのです。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。

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