同じ「カイロプラクティック」でも、全く違うことをしている2人の先生-カイロプラクティック哲学入門Vo.4-

ここに二人のカイロプラクターがいます。
これからこの二人のカイロプラクターを参考にカイロプラクティックに対する見方や考え方を見つめ直すきっかけにしていただけたらと思います。

使っているテクニックは同じ。手の置き方も、角度も、ほとんど変わりません。

外から見たら、もしかしたら全く区別がつかないかもしれません。
しかし、やっていることは全くの別物ということがあります。

SNSでの、カイロプラクティックに対する解釈の幅は非常に大きくなっています。
あなたはどんなカイロプラクティックを患者様に提供していますか?

カイロプラクティックとは一体なんでしょうか。
あなたはなんと患者様に。そして家族に。同僚に。説明をしていますか?

見た目では区別がつかない2人

一人は、イネイトインテリジェンスがより良く表現されるように、サブラクセーションを取り除くためにその手技を使っています。

もう一人は、症状や病気を治すためにまったく同じ手技を使っています。

外から見ているだけでは、この二人を区別することはできないでしょう。。
患者さんにも、おそらく分かりません。

違いは、見た目ではなく、やり方でもなく、頭の中の考え方。目的にあります。

考えは、道具である

古い文章に、こんな例え話がありました。

「どれだけ質の良い釘と木材があっても、組み立てる道具がなければ何も作れない。 道具の使い方を知らなければ、やはり何も作ることはできない。」

考えるということは、道具です。 その道具の質は、言葉の力と、考える力と、集中力で決まります。

そして、質の高い考えは必ず、質の高い行動を生み、質の高い結果を作り出します。

診療は、考えの結果でしかない

あなたがどんなオフィスを作るかは、テクニックの種類では決まりません。

あなたの考え方で決まります。

何を目的にしているか。 何を原因だと捉えているか。 自分の仕事の役割を何だと思っているか。

それが、初診の説明を決め、その説明が、来院の間隔を決めます。
間隔が、その人の体験の質を決めます。 その体験が、その人が周りに話す言葉を決めます。

全てがつながっているのです。

そしてそのスタートは、技術の種類や、その質の高さではありません。

何を目的としているか。そしてその土台は何であるかに集約されてきます。

テクニックを磨くだけでは届かない領域

技術を磨くことは大事です。 私ももちろん磨き続けています。

しかし、技術だけを増やしていくと、いつか頭打ちになります。
腕は上がったのに、何のためにやっているのか分からなくなる瞬間が来る。
患者さんが良くならないから、また新しい手技を探す、、、。

そこを超えるのは、また新しいテクニックではありません。

何を土台として学ぶかという「哲学」なのです。

カイロプラクティックの可能性は可動域や、筋肉や、痛みなど小さな領域にとどまるものではない

今日、あなたがしているカイロプラクティックは二人のカイロプラクターでいうと、どちらに当てはまるでしょうか?

患者さんの症状を消すためのものだったでしょうか。。 その人の本来持つ力を、もっと出るようにするためだったでしょうか。

どちらにせよ、外から見れば同じに見えるかもしれません。。
だからこそ、あなた自身がはっきりさせておく必要があります。

あなたの仕事の軸。目的は、役割は何かを。

そして、私たちは患者様の治る力を上回ることができないということも、念頭に置いておきましょう。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。

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