1ヶ月で効果がないと判断するのは早い|院の施策は3ヶ月【第4章 #5】

新しい施策を始めて、1ヶ月。

数字が動かない。「効かなかった」と判断して、次の施策に移る。

これを繰り返している院が、たくさんあります。

判断が早すぎるのではなく、測り方が合っていません

1ヶ月やって効かなかった、と判断するのが早すぎます。

院の数字には、確定するまでの時間があります。

院の数字には、確定するまでの時間があります。

今月あなたが初診の説明を変えたとします。その効果が出るのは、今月から来られた方です。

その方が「月1回のペースまで戻れたか」が分かるのは、5ヶ月後です。

1ヶ月目に「動かなかった」と言えるものは、この表の中にありません。

見たいこと 分かるまで
2回目に来たか 1ヶ月後
1ヶ月目の予定回数を消化したか 2ヶ月後
2ヶ月目に、1段階広げた間隔で通えたか 3ヶ月後
月1回の間隔に到達したか 5ヶ月後

では、1ヶ月目に何を見るのか

分かるまでの時間。2回目は1ヶ月後、月1回の到達は5ヶ月後です。

やったかどうかです。

決めたことを、毎日やったか。○か×か。それだけを記録します。

数字は書きません。1ヶ月目の数字には、まだ意味がないからです。

○×は、つける人によって意味が変わります

決めたことを毎日やったか。書くのはそれだけですが、続かない院にはだいたい同じ理由があります。つける人が決まっていないことです。

一人でやっている院なら、迷いません。やったのは自分ですから、予約帳の隅に○か×を書けば終わります。かかるのは数秒です。

スタッフのいる院は、少し決めごとが要ります。3人でやると決めたなら、3人ともやった日だけが○です。

一人でも抜けた日は×にしてください。多数決にすると、やっていない日が○に変わってしまい、3ヶ月後に何も分からなくなります。

3ヶ月後に、はじめて数字を見ます

1ヶ月目に見るのは、結果ではなく、やったかどうかです。

3ヶ月後に、はじめて数字を見ます。

そのときに、2つのどちらかが起きています。

基準の数値は、この連載では書きません。分かれ目であって、目標ではないからです。

3番がいちばん多いのです。

効かなかったのではなく、やっていない。これが分かるのは、○×を記録していた院だけです。

仮の院で見てみます。実在の院の実績ではありません。A院は初診の説明を変えると決めて、3ヶ月続けました。数字は動きませんでした。

そこで○×を並べてみると、予約が詰まった日だけ、きれいに×が並んでいました。忙しい日ほど、説明を飛ばしていたわけです。

ここで見直すのは、説明の中身ではありません。忙しい日に説明が入らない、という実行のほうです。

○×が残っていなければ、A院は「この説明は効かなかった」と結論して、別の施策に移っていたはずです。

状態 次にすること
1 数字が動いた 同じことを続ける
2 数字が動かなかった。実行の○が基準以上 別の施策に移る
3 数字が動かなかった。実行の○が基準未満 同じ施策を、もう3ヶ月

そして、2つ同時に変えないこと

2ヶ所を同時に直すと、どちらが効いたのか分かりません。

どちらが効いたか分からないと、次の3ヶ月に何をすればいいかも分かりません。

1つだけ。3ヶ月。○×を毎日。

これだけで、施策が「試したことがある」から「効くと分かっている」に変わります。

施策の数を増やす前に、1つを3ヶ月続けてみてください。

次に読む:シリーズ 29 / 30

▶ 売上目標から新患数を逆算すると届きません|計算で確かめる【第4章 #6】

この続きは、INSIDE OUT NUMBERS オンラインサロンで

1ヶ月目に見るのは、結果ではありませんでした。では、何を記録しますか。

この記事でお伝えしたのは、測り方までです。3ヶ月後に何をどう見比べるのかは書いていません。

比べる相手は、他の院ではなく、始める前の先生の院です。その数字が残っていないと、比べられません。

その問いに答えられるのは、先生の院の数字だけです。

インサイドアウト・ナンバーズオンラインサロンでやることは、3つだけです。毎月、5つの数字を打つ。

3ヶ月で、先生の院の基準線を出す。そこから、手を入れる場所を1つに絞る。むずかしい計算は、ひとつもありません。使うのは電卓だけです。

3ヶ月目、始める前の数字と、3ヶ月後の数字を並べられます。比べる相手は、他の院ではありません。

始める前の、先生の院です。その1枚があるかどうかで、施策が続くかどうかが決まります。

3ヶ月は、待つ時間ではありません。数えている時間です。数字は毎月しか増えませんから、始めた月が、そのまま起点になります。

来月からにすれば、分かるのも1ヶ月あとになります。

まず、今日のうちに先月の5つを出してみてください。先月の実人数、今月の新患、今月の実人数、延べ来院回数、売上。

それだけで、先生の院の1ヶ月目が終わります。手が止まったところが、いま足りていないものです。

そこから先を一緒に埋めていくのが、インサイドアウト・ナンバーズオンラインサロンです。

 INSIDE OUT NUMBERS オンラインサロンの募集ページは、現在制作中です。準備ができ次第、ご案内します。

金城 寿生

執筆者金城 寿生

1989年、沖縄県生まれ。柔道整復師の免許取得後に上京。接骨院やクリニック勤務を経験。2022年東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧豪州ロイヤルメルボルン工科大学 日本校)卒業。塩川スクールにてGonstead seminar修了。研修を経て塩川カイロプラクティックに入社。勤務しながら、インストラクターとしてカイロプラクター育成に携わっている。

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