カイロプラクターの仕事は、患者様が自ら人生の舵を取れるように伴走すること

回復のその先にある、本当のゴール

カイロプラクターとして臨床を続けていると、ふと、こんな問いが浮かぶ瞬間があります。

「この人は、どこまで良くなれば“ゴール”なのだろうか」
「症状が消えたら、それで終わりなのだろうか」

多くの場合、私たちは無意識に症状がなくなった状態”をゴールに設定しています。

しかし本当に、それがカイロプラクターとしての最終地点なのでしょうか。

症状が消えても、人生が変わらないことがある

臨床では、症状が改善したにもかかわらず、しばらくすると同じ問題を繰り返す方がいます。

環境は変わっていない。考え方も、選択も、生活のリズムも変わっていない。体は一度、サインを送り、また同じ場所に戻っていきます。

これは、治療が失敗したからではありません。治療の役割が、途中で止まってしまっただけなのです。

体の問題は、人生の選択とつながっている

体は、人生のあり方を、正直に映し出します。

・無理を続けるか、立ち止まるか
・我慢を続けるか、伝えるか
・期待に応え続けるか、自分を優先するか

体は、これらの選択の積み重ねに反応しています。だからこそ、カイロプラクターが症状だけを見ている限り、問題は形を変えて繰り返されます。

カイロプラクターがすべきことは「代わりに決めること」ではない

患者様は、カイロプラクターに「正解」を求めがちです。

「どうすればいいですか」
「何が悪いんでしょうか」
「先生に任せます」

ここでカイロプラクターがすべてを引き受けてしまうと、患者様は“考えなくていい立場”になります。

しかしそれは、一時的な安心と引き換えに、自分で選ぶ力を手放すことでもあります。

カイロプラクターの仕事は、人生を代わりに生きることではありません。

回復とは「自分で選べるようになること」

本当の回復とは何でしょうか。

それは、「何も起こらない体」になることではありません。

  • 体のサインに気づける

  • 無理をしたら、立ち止まれる

  • 自分の状態を、自分で調整できる

 

こうした力を、患者様自身が取り戻していくことです。カイロプラクターができるのは、その“感覚”を思い出すきっかけを渡すこと。舵を握るのは、常に患者様自身です。

カイロプラクターが一歩引いたとき、患者様は前に出る

カイロプラクターが前に出すぎると、患者様は受け身になります。カイロプラクターが一歩引くと、患者様は自分の体を感じ始めます。

「最近、こういう時に調子が落ちるんです」
「無理していたことに気づきました」

こうした言葉が出始めたとき、症状改善を超えた段階に入っています。

ケアは、人生の“練習の場”になる

ケアの場は、単に体を整える場所ではありません。

それは、

・自分の感覚を取り戻す場
・選択を練習する場
・人生の主導権を取り戻す場

でもあります。

この視点に立ったとき、カイロプラクターの役割は、「治す人」から「人生の伴走者」へと変わります。

カイロプラクターとしての本質を学ぶ場所

シオカワスクールでは、臨床を「技術」や「結果」だけで終わらせません。

・体と人生の関係性
・カイロプラクターの立ち位置
・主役を誰に戻すのか

これらを、哲学・科学・臨床を通して学んでいきます。

もしあなたが、

  • 症状の先にある“回復”を扱いたい

  • 患者様の人生に、本当の意味で貢献したい

  • カイロプラクターとしての役割を、深く理解したい

 

そう感じているなら、一度、シオカワスクールのセミナーを体験してみてください。

カイロプラクターとしての本質を、シオカワスクールで学んでみませんか?

塩川 雅士D.C.

執筆者塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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