治療家としての本質を学ぶという選択 ― シオカワスクールという環境 ―

「治療家は、治してはいけない。」

この一見すると矛盾した言葉から始まりました。

・なぜ体は、何もしなくても回復しようとするのか
・なぜ「私が治しました」という言葉が、未来を狭めてしまうのか
・なぜ優れた治療家ほど、前に出ないのか
・なぜ技術の前に、在り方が問われるのか
・なぜ治療のゴールは、人生の舵を返すことなのか

ここまで読み進めてくださったあなたは、すでに気づいているはずです。

治療家の仕事は、「治すこと」では語り尽くせない、もっと深く、静かな領域にあるということに。

本質は、知識ではなく「立ち位置」に宿る

治療家として学ぶことは、無数にあります。解剖学、神経学、生理学、検査法、技術体系。どれも欠かすことはできません。しかし、それらすべてを支えているものがあります。

それは、

「自分は、何者として患者様の前に立っているのか」

という立ち位置です。

・治す人なのか
・管理する人なのか
・支配する人なのか

それとも、

・体の力を信じる人なのか
・主役を譲れる人なのか
・人生の伴走者なのか

この立ち位置が変わらない限り、どれだけ技術を学んでも、臨床はある地点で止まります。

本質は、独学では育ちにくい

多くの治療家が、「もっと深く学びたい」と感じながらも、どこに進めばいいのか分からなくなります。

なぜなら、本質は“情報”として学べないからです。

それは、

・どんな空気で臨床に立っているか
・沈黙をどう扱っているか
・体をどこまで信頼しているか

といった、環境の中でしか育たない感覚だからです。

在り方は、「教えられるもの」ではなく、体験を通してしか身につかないものです。

シオカワスクールが大切にしていること

シオカワスクールは、単に技術を教える場所ではありません。私たちが一貫して扱っているのは、治療家として、どう在るか。

・なぜ体は回復するのか
・治療家はどこまで関わるべきなのか
・主役を誰に返すのか

これらを、哲学・科学・臨床の三方向から、何度も、何度も往復しながら学んでいきます。

だからこそ、シオカワスクールでは「正解」を急ぎません。むしろ、問いを深めることを大切にします。

変わるのは、技術よりも「臨床の質」

シオカワスクールで学び始めた多くの治療家が、口を揃えて言うことがあります。

「やることが減ったのに、反応が深くなった」
「臨床が静かになった」
「結果を追わなくなったのに、信頼が増えた」

これは偶然ではありません。

立ち位置が変わると、臨床の“質”が変わるのです。それは、派手さとは無縁ですが、長く、深く、誠実な治療の形です。

治療家として、どんな未来を選ぶのか

治療家として生きていく道は、いくつもあります。

結果を出し続ける人。
求められ続ける人。
有名になる人。

それも一つの道です。

しかし、シオカワスクールが問い続けているのは、別の問いです。

あなたは、どんな治療家で在り続けたいのか。

体の力を信じ、患者様の人生を尊重し、主役を譲れる治療家。その在り方を、一人で抱え続ける必要はありません。

治療家としての本質を、ここで学んでみませんか

もしあなたが、

  • 技術を学ぶほど、違和感が増えてきた

  • 症状の先にある回復を扱いたいと感じている

  • 治療家として、次の段階に進みたい

そう感じているなら、一度、シオカワスクールのセミナーを体験してみてください。

ここには、「治す人」になるための場所ではなく、「治療家としての本質」を育てる環境があります。

治療家としての本質を、シオカワスクールで学んでみませんか?

塩川 雅士D.C.

執筆者塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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