カイロプラクター自身が築く価値観が、患者の健康と幸せを左右する

哲学

カイロプラクティックの価値を真に伝えるには、カイロプラクター自身のスタンスが極めて重要です。アジャストメント技術だけでなく、哲学や価値観をしっかりと持つことで、その効果や魅力を広く伝えることができます。このブログでは、カイロプラクターがどのようにカイロプラクティックの本質に向き合い、その価値を周囲に伝えていくべきかを詳しく解説します。

カイロプラクティックの価値を知ることから始める

カイロプラクティックの良さを伝えるためには、カイロプラクター自身がその価値を深く理解していなければなりません。たとえば、「カイロプラクティックは肩こりや腰痛に効果的です」といった表面的な理解に留まると、患者の認識も「痛みがなくなったら終わり」という短期的なものになりがちです。

しかし、カイロプラクティックはそれだけではありません。神経系に働きかけ、全身のバランスを整え、身体が本来持つ自己治癒力を引き出すという深い役割があります。この価値を伝えるには、カイロプラクティク哲学をしっかりと理解し、日々のアジャストメントに反映させることが必要不可欠です。

患者に長期的な価値を伝えるためのスタンス

患者にカイロプラクティックの長期的な価値を伝えるためには、カイロプラクターが自身の信念を持ち、明確なメッセージを伝えることが重要です。

患者教育のポイント

  1. 短期的な効果だけに焦点を当てない
    • 痛みの緩和だけではなく、姿勢改善や神経系の働きが整うことで健康全体が向上することを伝えましょう。
  2. 患者に自己観察の習慣を促す
    • 「最近、何かお身体で変化はありましたか?」や「その運動をしてみていかがでしたか?」といった質問を通じて、患者自身が変化に気づくよう促します。
  3. 長期的な健康の重要性を教育する
    • カイロプラクティックが健康管理の基盤として役立つことを示し、定期的なケアの意義を説明します。

目に見えない価値に気づくこと

カイロプラクティックの本質的な価値の多くは、目に見えない部分に存在します。これは、アジャスト後すぐに結果が現れる場合もありますが、長期的に継続することで効果が積み重なり、患者の生活全般にポジティブな影響を与えることが多いからです。

たとえば、BJパーマーが「一つのアジャストメントが世界を変える」と語ったように、アジャストメントの影響は患者一人を超えて、その家族や周囲の人々にも広がる可能性を持っています。このような広い視野を持つことで、カイロプラクターのモチベーションが高まり、患者への説得力も増します。

カイロプラクター自身の哲学を深める重要性

カイロプラクターがカイロプラクティック哲学を理解し、それを日々のアジャストメントに生かすことは、患者にとってもカイロプラクター自身にとっても非常に重要です。哲学を深めることで、以下のような変化が生まれます。

  • アジャストメントへの信念が強まる: 自信を持ってアジャストメントを行うことで、患者の信頼を得やすくなります。
  • 患者とのコミュニケーションが円滑になる: アジャストメントの目的や効果を明確に説明できるようになります。
  • 自己成長が促進される: 日々のアジャストメントが単なる作業ではなく、使命感を持って行えるようになります。

未来を変えるカイロプラクティックの力

カイロプラクティックの価値を理解し、患者に伝えることは、健康という枠を超えて社会全体に影響を与える可能性を秘めています。患者の健康が向上すれば、その家族や職場、さらには地域全体がポジティブな影響を受けるでしょう。

カイロプラクターとしてのスタンスを確立し、自身の価値観をもってアジャストメントに取り組むことが、患者にとっての希望や安心感となります。そして、それが積み重なることで、より多くの人々にカイロプラクティックの素晴らしさを届けることができるのです。

今こそ、シオカワスクールのセミナーで学びを深めませんか?

シオカワスクールでは、カイロプラクティック哲学や技術を深く学び、その価値を伝えるための実践的な方法を身につけることができます。

  • 価値観を再確認したい方: 自分のアジャストメントが患者にどのような影響を与えているか、もう一度考え直してみませんか?
  • 患者との信頼関係を深めたい方: コミュニケーション力を高め、患者に安心感を与えるスキルを学べます。
  • さらなる成長を目指す方: 自身の哲学を深め、アジャストメントに対する情熱を再燃させましょう。

ぜひこの機会にご参加いただき、一緒に未来を変える術者を目指しましょう!

執筆者塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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