技術練習よりも大切な「未来からの逆算思考」

「もっと勉強してから始めたい」
「技術にある程度自信がついたら次に行きます」

真面目な方ほど、そうやって自分に厳しく準備を重ねているかもしれません。
スクール講師をしていると数々の受講生と時間を共にしますが、このような言葉を耳にしました。

その向上心は、本当に素晴らしいことです。
私自身も過去にはそういった考えを軸に生きてきました。

ただ、もし準備が終わるのを待っている状態なら、
今日は少しだけ視点を変える提案をさせてください。

今の延長線上で未来を積み上げるのではなく、
未来からの逆算」で一度考えてみませんか?
僕がスクールで最初にお伝えしている、大切な考え方です。

PDCAの前に、まずは「D」から

よく「計画(Plan)してから行動(Do)」と言われますが、
初めての挑戦で完璧な計画を立てるのは難しいものです。

私も、計画することが大好きです。
計画することで、未来から逆算することができますし、余裕を持った時間管理も可能です。
ただ、何も行動しないで作った計画というのは実は机上の空論であって

やってみたら意外と簡単じゃん
やばい。意外とこれ時間かかるから計画練り直しだ
なんかこれ大変すぎてモチベーション続かないかも

というような事象が発生しかねません。

 

私がおすすめしたいのは「DPDCA」。
最初のDは「Do(環境に飛び込む)」あるいは一度簡単に「Do(やってみる)」ことです。

 

私自身の経験をお話しすると、スクール受講生時代、
同期の中で一番熱意のある高島先生と一緒に練習することになりました。

最初の私といえば、学習に対してあまりにもやる気がなく、スクールもすぐ終わってくれと思っているくらいでした。
今思えば自然とDo(環境を整える)ができていたのだなと思います。

そして、その後は先輩や講師の先生方の思考や行動を真似てみたんです。
そうすると、自分で必死に頑張って登るというよりも、

未来の理想の自分が、今の自分を引き上げてくれる

そんな感覚で、自然と行動が変わっていきました。

「準備ができてから環境を変える」のではなく、
「環境を変えるから準備が整う」と言えるでしょう。

今考えている思考法のままでは、今を継続するだけです。

「木」だけでなく「森」を見る練習

技術の練習も同じです。
「まずは骨盤を完璧にしてから…」と一つずつ丁寧に進めるのも大切ですが、
時には「全体をバランスよく」触れてみてください。

全ての技術には共通する重要なポイントがいくつもあります。

最初から全体像(ゴール)を意識して練習することで、
「あ、こことここは繋がっているんだ」という発見が早まり、 結果として習得もスムーズになります。

部分にとらわれすぎず、全体を見る。これはカイロプラクティックの哲学そのものでもあります。

 

時間を必要としないプロセスは存在しない

最後に、もう一つだけお伝えしたい大切な哲学があります。
カイロプラクティックには33の原理原則があり、
その一つに「時間の原理」というものがあります。

『時間を必要としないプロセスは存在しない』

どんなに素晴らしい技術も、どんなに効率的な成長も、
「時間」というプロセスを省略することはできません。

だから、結果を急いで焦る必要はないんです。

種を蒔いてすぐに花が咲かないように、成長には必ず時間がかかります。

しかし、そこで時間を単なる言い訳にはしないで、考えてほしいのです。

その限られた大切な時間を、迷いや準備だけのために使うのか。

それとも、理想の未来へ進むために「効果的」に使うのか。

「まだ私には早い」と不安になる必要はありません。
完璧な準備なんて、誰にもできないのですから。

今必要なのは、知識の量ではなく、
「一歩踏み出す勇気」と 「未来から自分を引き上げる逆算思考」です。

熱量の高い場所に身を置けば、景色は驚くほど変わります。
毎日に一切の後悔がないような過ごし方を、今日から始めてみませんか?
未来のあなたは、きっと笑顔で今のあなたを待ってくれていますよ。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。

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