インサイドアウトの視点を支える再現性のある5つの検査法とは?

哲学

カイロプラクティックにおいて、私が一貫して大切にしている考え方があります。

それがインサイドアウトという視点です。

人の身体は、外から何かを足し続けなければ良くならない存在ではありません。本来は、内側から整い、回復する力を持っています。

カイロプラクティックが向き合っているのは、その力が正しく働けているかどうか。そして「何がその働きを邪魔しているのか」という点です。

だからこそ重要になるのが検査です。

身体の働きを内側から見るという視点

カイロプラクティックでは、身体を外側から変えようとするのではなく、身体の内側で起きている働きに目を向けます。

人の体には本来、生命を維持し、環境に適応し、健康を保とうとする働きがあります。その働きをコントロールしているのが神経系であり、脳と体の情報のやり取りです。

神経の働きが整うことで、人の体は本来持っている回復する力を発揮します。

カイロプラクティックが大切にしているのは、何かを外から加えることではなく、その人が本来持っている働きが正しく発揮される状態を整えることです。

そのためには、身体の内側で何が起きているのかを正しく理解する必要があります。

この視点こそが、インサイドアウトという考え方の本質です。

検査は「何をするか」ではなく「何をしないか」を決める

身体の状態を理解するために欠かせないのが検査です。

目で見て、手で触れて、動きを確認する。こうした検査には経験や感覚も必要になります。

同時に、体表温度検査やレントゲン評価のように、誰が行っても同じ結果が得られる客観的な検査も重要です。

カイロプラクティックにおける検査は、「何をするか」を決めるためだけのものではありません。

むしろ大切なのは、「何をしないか」を判断することです。

人の体は、触れば触るほど良くなるわけではありません。必要な神経系を検査によって見極め、必要な箇所にだけ、必要なアジャストメントを行う。

その結果として神経の働きが整い、その人が本来持っている自然治癒力が発揮される状態が生まれていきます。

インサイドアウトを支える再現性のある5つの検査法

シオカワスクールでは、こうした判断を支えるために5つの検査法を大切にしています。

体表温度検査
視診検査
静的触診
動的触診
レントゲン評価

この5つの検査を組み合わせることで、身体の状態を多角的に確認し、神経系の働きに影響しているポイントを見極めていきます。

そして重要なのは、これらの検査ができるだけ再現性のある判断につながるように構成されているという点です。

経験や感覚だけに頼るのではなく、客観的な情報も含めて身体の状態を読み取る。そうすることで、誰が検査しても同じ判断に近づく臨床が可能になります。

外から身体を変えようとするのではなく、内側が正しく働ける状態を邪魔しない。

そのインサイドアウトの視点を支えているのが、再現性のある検査であり、5つの検査法なのです。

シンプルだからこそ奥が深く、身体の内側が発している声に耳を澄ませ続けることが、カイロプラクティックの臨床につながっていきます。

シオカワスクールでは、このような検査の考え方や判断のプロセスを、CSセミナーをはじめとした学びの中で深く探究しています。

もしカイロプラクティックの原理原則をより深く理解したいと考えている方がいらっしゃるのであれば、シオカワスクールでの学びが、臨床の視点を大きく広げるきっかけになるかもしれません。

前田 一真

執筆者前田 一真

神奈川県藤沢市出身。2007年から2016年の間、某大手運送会社で統括運行管理者として勤務。その中で遭遇した数多くの事故を通じて、命の尊さや体調管理の重要性と向き合う。歩けないほどの腰痛に見舞われるが、カイロプラクティックを受け改善。カイロプラクティックを学ぶことを決意しシオカワスクール入学にする。現在は塩川カイロプラクティックで副院長として施術を担当し、地元である神奈川県藤沢市での施術も行っている。また48年続くシオカワスクールでは講師/インストラクターを担当し、後任の育成にも力を入れて活動している。

pagetop