骨盤触診の基本!ランドマークを正確に特定する方法

シオカワスクールで学ぶ解剖学的アプローチ
骨盤部の触診は、カイロプラクティック施術における基本であり、正確なアジャストメントの基盤となります。特にランドマークとなる解剖学的ポイントを正確に特定することが、触診技術の向上と患者様への信頼獲得につながります。
本記事では、骨盤部の主要ランドマークを解剖学的視点から詳しく解説し、それぞれの特定方法をご紹介します。
1. 上後腸骨棘(PSIS)
PSIS(上後腸骨棘)は、腸骨稜を後ろにたどった先にある骨の隆起部分です。この部位は骨盤部のアジャストメントでコンタクトを行う重要なポイントとなるため、正確な位置を確認することが不可欠です。
特定方法:
- まず、骨盤部の左右にある隆起を指で感じ取り、大まかなPSISの位置を把握します。
- 次に、PSISの上部、下部、内部、外部を比較して触診し、位置を特定します。
2. 腰椎4番&5番の棘突起
腰椎4番および5番の棘突起は、骨盤の左右の腸骨稜を結んだ線上に位置します。ただし、性別によって特定する椎骨が異なります:
- 女性:骨盤が横に広がっているため、腰椎5番が対応します。
- 男性:骨盤が縦に長いため、腰椎4番が対応します。
注意点:
腰仙関節には先天的な奇形(仙骨化や腰椎化)が多いため、最終確認はレントゲンを用いることが推奨されます。
3. 第2仙結節
第2仙結節は、PSISを結んだ中心部に位置します。この部位は仙骨のアジャストメントでコンタクトを行う場所となり、腸骨の変位を確認するための重要なランドマークです。
特徴:
レントゲンでは、仙骨の中で最も骨密度が高く、明確に確認できるポイントです。
4. 仙骨尖
仙骨尖は、仙骨を上から下に触診していくと、第4仙結節の下に位置し、触診できなくなる部分に存在します。この部位は、AS腸骨のアジャストメントでコンタクトを行う際に必要な坐骨棘の位置を特定するために重要です。
補足:
PSISから真下の線と仙骨尖から真横の線が交差する位置に、坐骨棘が存在します。
5. 臀部の高さと形状(臀溝)
臀部と大腿後部の境界線(臀溝)は、PI腸骨やAS腸骨を特定するための重要なランドマークです。
- PI腸骨:腸骨が後下方に変位するため、坐骨が前方に移動し、臀溝が平らで下方に位置します。
- AS腸骨:腸骨が前上方に変位するため、坐骨が後方に移動し、臀溝が隆起し上方に位置します。
臀部の形状や高さを比較することで、腸骨の変位を特定できます。
6. 臀部の横幅と形状(臀裂)
臀裂から臀部の外端までの距離は、EX腸骨やIN腸骨を特定するランドマークになります。
- EX腸骨:腸骨が外側に変位し、臀部の横幅が狭まり、後方に隆起します。
- IN腸骨:腸骨が内側に変位し、臀部の横幅が広がり、平らな形状になります。
触診では左右を比較しながら、臀部の形状を細かく観察します。
シオカワスクールで学ぶ本物の触診技術
これらのランドマークを正確に特定することは、触診技術の基礎であり、正しいアジャストメントを行うための必須スキルです。
シオカワスクールでは、解剖学的知識と実践的な触診トレーニングを融合させたカリキュラムを提供しています。骨盤部の触診技術を確実に習得し、患者様に信頼されるカイロプラクターを目指しましょう。