鍼灸とカイロプラクティックの違いと可能性:両方を学んだからこそ見える本質

鍼灸とカイロプラクティック

鍼灸とカイロプラクティックは、どちらも人の自然治癒力を引き出す施術法ですが、そのアプローチは大きく異なります。

私は鍼灸師として患者さんと向き合っていましたが、やがてカイロプラクティックに出会い、

その「科学と哲学」に触れたことで施術家としての確信を持つことができました。

本記事では、鍼灸とカイロプラクティックの違いを、両方を学んだからこそわかる視点で解説します。

特に「科学と哲学の有無」が施術家としての軸をどう変えたのかをお伝えし、

鍼灸師として現状に悩まれている先生の一助となれば幸いです。

鍼灸とカイロプラクティックの基本的な違い

鍼灸:気と血や経絡の流れを整えるアプローチ

鍼灸は東洋医学に基づき、「気」「血」「経絡」の流れを整えることで体調を改善を試みます。

体のエネルギーの滞りを解消し、自然治癒力を引き出すことが目的です。

鍼やお灸を使い、ツボを刺激することで痛みや不調にアプローチしますが、
施術者の経験や感覚による部分が大きい点が特徴です。

カイロプラクティック:神経の流れを整えるアプローチ

一方、カイロプラクティックは「神経系」に着目します。

脳と体をつなぐ神経の流れがスムーズであれば、人は本来持っている自然治癒力を最大限に発揮できます。

カイロプラクターはレントゲンやナーボスコープなどの科学的な検査を用い、
サブラクセーション(神経圧迫の原因)を特定。

ピンポイントでアジャストメント(矯正)を行い、神経の流れを正常化します。

科学と哲学がもたらす決定的な違い

 鍼灸は経験が中心

鍼灸は施術家の技術と経験が結果に直結します。

例えば、同じ「肩こり」の患者さんでも、施術者によってツボの選び方や鍼の深さは異なり、
効果にもばらつきが生じることがあります。

また、感覚的なアプローチが多いため、再現性に限界を感じることが多いです。

 カイロプラクティックは哲学とそれに裏付けられる科学が軸にある

カイロプラクティックには「自然治癒力を最大限に引き出す」という哲学があります。

これは施術家が「治す」のではなく、サブラクセーションを取り除くことで患者さんの
自己治癒力が発揮できる状態にする、という考え方です。

この哲学があることで、施術の軸がぶれません。

患者さんの症状がすぐに変化しなくても、「サブラクセーションが取り除けている」という確信を持つことで、
不安に惑わされずに継続的に施術ができるようになります。

さらには科学的な検査法が裏付けとして存在することで、
その哲学が確かなものとなり再現性も大いに高めることが可能です。

アプローチの具体的な違い

 ① 検査法の違い

  • 鍼灸:脈診・舌診・触診など、施術者の感覚に頼る検査が中心。
  • カイロ:レントゲンやナーボスコープで神経圧迫を可視化し、科学的にサブラクセーションを特定。

② 施術時間と効果の違い

  • 鍼灸:1回60分前後かけて施術。広範囲にアプローチすることが多い。
  • カイロ:1回15分前後で施術が完了。短時間で神経系にアプローチするため、効率的かつ効果的。

 ③ 再現性の違い

  • 鍼灸:施術者の技術に依存する部分が大きく、再現性にはばらつきがある。
  • カイロ:科学的な検査とアジャストメントにより、誰が施術しても一定の再現性が期待できる。

 

両方を経験したからこそ見えた強みと可能性

鍼灸の「体全体を診る力」はカイロにも活きる

鍼灸では、患者さんの声のトーンや顔色、筋肉の質など、細かなサインを観察します。

この「体全体を診る力」はカイロにも活かされています。


サブラクセーションを特定する際に、患者さんの姿勢や表情、動きの質を細かくチェックすることで、
より適切な施術ができるようになります。

カイロ哲学が「施術家としての迷い」を消してくれた

鍼灸をしていた頃は、施術後に「良くなったかな?悪くなったかな?」と患者さんの反応に一喜一憂することがありました。


しかし、カイロには「サブラクセーションを取り除けたかどうか」が重要であり、
症状に振り回されることがありません。

この哲学があることで、自分の患者さんに対峙する気持ちに確信を持てるようになりました。

鍼灸師こそカイロプラクティックを学ぶべき理由

 ① 科学と哲学で施術家としての軸が持てる

カイロプラクティックを学ぶことで、科学的な検査と哲学に基づいたアプローチが身につきます。

これにより、施術家としてのブレない軸ができ、迷いなく患者さんと向き合えるようになります。

 ② 再現性と信頼性が高まる

科学的な検査を取り入れることで、施術の再現性が向上します。

「この施術は本当に患者さんの体に良い影響を与えているのか?」という不安がなくなり、
確信を持ってアジャストメントができるようになります。

まとめ

鍼灸とカイロプラクティックは異なるアプローチですが、どちらも人の自然治癒力を引き出すという点は共通しています。
カイロプラクティックには「科学と哲学」があり、これが施術家としての迷いをなくし、確信を持つための大きな軸となります。

鍼灸師として施術に迷いや限界を感じているなら、カイロプラクティックを学ぶことで、
自分の軸ができ、施術に確信が持てるようになるはずです。

鍼灸師で

✅もっと自分の施術に確信を持ちたい
✅科学的な検査を取り入れたい
✅鍼灸師としての将来に悩んでいる

と考えている方は、ぜひカイロプラクティックに触れてみてください。

関野 貴友

執筆者関野 貴友

1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。

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