カイロプラクティックとの出会い
私がカイロプラクターになった大きなきっかけは、父がカイロプラクターであった事です。幼少期のときから父の背中を見て育ち、カイロプラクティックが当たり前の環境で育ちました。大きな病気やけがをしたことがなかったのは、父のおかげだと感謝しています。
将来のことを考え始めた高校一年生の最後の休みに、父の治療室を訪れました。そこで、数分前まで苦しそうにしていた患者さんが魔法にかかったみたいに笑顔で帰っていく姿を見て衝撃と感動を受けカイロプラクターの道を決めました。たくさんの人から感謝され、必要とされている父の存在は私の憧れでもありました。
そして高校2年でアメリカへの語学留学に挑戦しました。最初の1年は、環境や考え方の違いから戸惑うこともあり苦労しました。学校では、陸上競技部に所属し、早朝から陸上部の練習、夜は学校の宿題やテスト勉強に追われる毎日でした。
今考えると、その高校生活の2年が私のカイロプラクティック人生に大きな影響を与えたと思います。日本にいた時の私は、何か目立った才能や、人をひきつけるような魅力などはありませんでした。しかし一生懸命に走っている自分がチームに貢献し、監督やチームメイトから感謝される選手にまで育ててもらいました。その時に人から感謝されることは、どんな苦難にも立ち向かう事の出来るパワーを与えてくれることを知りました。カイロプラクティックを通じて、毎日患者さんと互いに感謝し合える、こんな素晴らしい仕事は他に考えることができません。
だから私はカイロプラクティックという仕事を選びました。そして、私がカイロプラクティックという仕事を絶対にあきらめない理由は、“カイロプラクティック哲学”という学問に出会ったおかげです。
人間の持っている素晴らしい力の存在をカイロプラクティック哲学から学びました。人間の内に秘めた素晴らしい力の存在に気づくことが出来れば、どんなに苦しんでいる人でも希望を持つことが出来る。
本当にカイロプラクティック哲学から、自分の体に対して感謝の気持ちと、人間の治る力に素直に感動することができ、人間の無限の可能性に希望を持つことができました。