カイロプラクティックとの出会い
改めましてシオカワスクールで講師を務めております前田一真(まえだかずま)と申します。神奈川県藤沢市出身です。
私は元々サラリーマンをしていて、某大手運送会社で統括運行管理者として勤務しておりました。その中で遭遇した数多くの事故を通じて、命の尊さや体調管理の重要性と向き合う日々がありました。そんな私がカイロプラクティックと出会ったのは、自身が歩けないほどの腰痛に見舞われたことがきっかけです。アメリカではカイロプラクティックのテクニックは細かいものまで入れると200種類以上あるといわれておりますが、私が通った院の先生がシオカワスクールで勉強したシステムを実践するカイロプラクティックを行っていました。
自分がカイロプラクティック・ケアを受けていく中で、体に起こる様々な変化を感じているうちにカイロプラクティックに興味を持ち始めました。当時の私はカイロプラクティックというものを「怖い」・「危ない」という認識でしたが、自分の体で体験してしまったのでその効果に疑いようがなくなりました。
ただ、それがカイロプラクティックを学ぶきっかけになったかというとそうではありません。私がカイロプラクティックを本気で学ぼうと思ったきっかけは、当時自身のメンテナンスとしてお世話になっていた先生の院に通われていた患者様が皆さん『笑顔』だったからです。
皆さん、体に何かしらの不調を抱えて通っているはずなのに、「あの笑顔が出るのはなぜだろう。すごいな。これは一生の仕事にする価値があるのではないか?」と思うようになったのがきっかけです。
それから素晴らしいご縁があってシオカワスクールに入学し、カイロプラクティックを学べば学ぶほどに「カイロプラクティックを一生の仕事として選んで良かった!」と思うようになりました。
カイロプラクティックを学んできて、今思うことは哲学がとても大事だなと感じています。カイロプラクティックにはカイロプラクティック哲学という学問があり、そこではカイロプラクターとしての『あり方』の部分を学ぶことができます。
カイロプラクティック哲学とは『自然哲学』です。人間の治る力も自然のものです。誰が治すわけではなく、その人自身の自然治癒力によって治っていく。母体の中で280日間かけて人間を作り上げた力が体を治す。この『あり方』や『自然治癒力』というものが腑に落ちたことで私の中でブレない心というものが出来上がったと思います。